負け綺麗

「負けず嫌い」という言葉はよく聞くのですが

最近、「負け綺麗」という言葉を聞きました

 

世の中の多くのことは、勝つ時もあれば、負ける時もあります

常に勝ち続けることは不可能でしょうから

負ける時だってあります

負ける時には、「いかに綺麗に負けるか」ということを言いたい言葉なのかなと思いました

深みのある言葉だなと思い、好きな言葉になりました

 

この言葉を聞いた時に、思い出した句がありました

木戸孝允の句で、「世の中は 桜の下の 相撲かな」というものです

これは、桜の下で相撲を取ると、勝った人は桜は見えなくて、負けた人は桜の木の下に仰向けに倒れて、桜をいっぱい見ることができる

そういうことを表現しているらしいです

木戸孝允が、国事に奔走する若い仲間に送った歌だということですが、勇気の出る句だと思います

 

大河ドラマの「西郷どん」は、毎週楽しみに見てます

木戸孝允は、玉山鉄二さんが演じており、渋い演技がいい感じです

これから明治新政府内のドロドロとした権力争いを、ドラマでどう表現されるのか

個人的にはかなり楽しみにしています

2018年10月30日