かなり久し振りでしたが、そろそろ映画館にも行きたくて
今日は、映画を見て来ました
「三島由紀夫VS東大全共闘」というこの映画は、予告を見た時点で是非見に行きたいと思っていたので
映画館でゆっくり見ることができて、非常に満足してます
映画を見る前の予想では、「右翼と左翼の、強烈な言葉での衝突」を考えていたのですが
実際に見てみると、その予想とは違っていました
議論の中身は、レベルが高すぎて、1回聴いただけでは理解できない部分も多くあり
この映画は、繰り返し見ないといけないと思いました
映画全体としては、お互いを尊重する優しさが感じられ
論理の矛盾を突いたり、上げ足を取ったり、自分の正しさばかり押し付けて
ただ論破すればいいという姿勢はありませんでした
強烈に思想が違うはずなのに、両者に共通するものがあり
それは自分が求める正しさに妥協しないということだと感じました
自分の気持ちに正直に熱情を持って生きていたんだと思います
この程度でいいだろうとか、周囲に流されるということを決して受け入れない熱情です
この映画を見て、今の社会の自分さえ良ければいいという風潮への警鐘じゃないかとも考えられました
この映画は、何度も味わうといいタイプの映画であり
2度目より3度目、3度目より4度目と、繰り返し見ることにより
理解できていく楽しさがありそうです
多分、今後は見る度に、新しいことに気付かせてもらえそうな気がします