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みんな頑張っている

患者さんの話を聴いていて、みなさん本当によく頑張っているなといつも思います

現代社会は忙し過ぎるのかもしれません

様々なことに追い立てられて

なかなかゆっくりと休む時間がありません

 

そんなに頑張っているのに、もっと頑張らなきゃと思う人が多いのにも驚かされます

どこまで頑張れば満足できるのか?

自分でこれでいいと思わないと、いつまでたっても満足はできません

 

満足することが、自分を甘やかすことのように感じてしまい

これでいい、自分はよくやっている、と思いにくい人もいます

周囲の人に対して、自分の弱いところを見せたくなくて

いつまでも頑張り続けないといけない人もいます

 

実際に休もうと思っても、目の前に仕事や、やるべき事がたっぷりあると

休みたくても休めないのも現実です

ゆっくりしたくてもできない人が多過ぎます

 

ただ、あまり無理をしていると心も体も限界はあるので

どこかで動けなくなってしまうかもしれません

動けなくなるまで気付かない人も多いのですが

少しでも予防するために、睡眠だけは取りましょう

「睡眠負債」という言葉が最近は使われますが

睡眠は本当に大切です、これだけは忘れないでいてもらいたいと思います

2018年06月10日
心のサーモスタット

ゴールデンウィークが終わり、いつもの日々が戻ってきますが

この時期には、4月に頑張り過ぎた疲れが出たり

その後の連休でホッとしてリズムが乱れ、連休明けのいつものペースに戻しにくい人もいます

学生だと不登校になってしまう人もいます

 

「子育てハッピーアドバイス」シリーズの本で有名な明橋大二先生が書いていますが

不登校とは、心身の疲れ(オーバーヒート)により心のサーモスタットが作動した状態ということです

サーモスタットとは機械の温度が上昇し過ぎないように、高温になると自動でスイッチが切れることであり

当院では熱帯魚の水槽のヒータが、水温が設定より上がるとヒーターは電源が切れ、水温が下がるとまた電源が入る

これによって水槽の温度を一定に保っています

人間の心もサーモスタットが作動して、自分の心が壊れないように不登校になって自分を守っているのです

子供が不登校になると、親は「わがまま」が出ていると理解することも少なくありませんが

「わがまま」な子供であれば、マイペースに生活できているはずです

オーバーヒートするまで心身の疲れを貯めてしまっているのであれば、「わがまま」ではなく頑張り過ぎたのかもしれません

心身の疲れをとるには、やっぱり休養が大切です

これは学生だけではなく、大人にも言えることなのかもしれません

5月病の季節になってきます

心身の疲れを貯め過ぎないことは非常に大事なことです

 

 

私もリフレッシュのため今年のゴールデンウィークは、ヤフオクドームにソフトバンクの応援に行ってきました

5月5日の試合を観戦したのですが、ソフトバンクが見事に勝利し

勝利の花火も見れたし、デイゲームだったので勝利を祝ってドームが開きました

あの大きな屋根が開いていくのを見ていると、やっぱり感動します

内川選手の1999本目のヒットは見れたのですが、2000本目は残念ながら出ませんでした

でも、あと1本となってからの内川選手の打席の時の球場内の雰囲気は、今まで感じたことがないような緊張感と期待感であふれてました

観客の私でさえ、あの雰囲気をヒシヒシ感じたのですから、内川選手のプレッシャーは想像もできない程に大きいのではないかと思いました

あの雰囲気を感じられただけでも私としては貴重な体験でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野球観戦の後は、櫛田神社近くにある「信州そば むらた」という蕎麦屋さんに行きました

初めて行った店でしたが、蕎麦が凄く美味しくて、この店は是非リピーターになろうと思いました

食べたのは「旨辛肉そば」です、写真はもう少し上手に撮れればよかったのにと反省してます

2018年05月06日
分かっていてもできない

こうしないといけないのに、分かっていてもできない

こんな自分は駄目な人間だと、自分を責めてしまう患者さんもいますが

そんなに理想通りにできないし、人間は分かっていてもできないことだらけなんだから

自分を責める必要はないんですよと話をします

 

ダイエットしなきゃと分かっていても、ついつい食べてしまう

煙草は体に悪いと分かっていても、禁煙ができない

笑顔で生活しなきゃと思っていても、気付いたらイライラしていた

人間って、そういうところが人間らしさ(人間味)なのかもしれない

頭で理解していることを、何でも完璧にできたら機械みたいで

付き合いづらい人だと思います

 

自分の弱さを認めつつ、少しでもいい方向にいけるように努力する

それでいいんじゃないかと思います

必要以上に自分を責めて、落ち込む必要はないんです

それも頭では分かるけど、やったぱりまた自分を責めてしまう

それが人間かもしれません

 

 

 

 

先日、福岡に行く機会があり、博多駅のJR九州ホールで行われている

「アートアクアリウム展」に行って来ました

クリニックの水槽にも以前は金魚を飼っていて、金魚は大好きなので

凄く楽しめました

水槽を管理している人達の苦労は、相当大変だろうなと思いつつ

あまりの美しさに、写真を撮りまくって帰って来ました

2018年04月12日
もう4月でした

気付けば3月はブログを更新することを忘れていて、今日はもう4月になっていました

 

暖かくなり、過ごしやすくなってきましたが

気温が上がってくると

冬の寒さに耐えるようになっていた自律神経が、夏の暑さに耐えるように切り替わっていかないといけないのですが

この時に自律神経の働きが乱れてしまい、眠れなくなったり、今まで安定していた症状がなんとなく不安定になってしまう人も多いんです

こういう時期は、あまり無理をして疲れを貯め過ぎないことが大切です

でも3月、4月は何かと行事も多い時期ですし、ついつい無理してしまうんですよね

これは、自分も気を付けなきゃと思っています

 

そういえば先日、なんとなく聴いていたFMラジオの放送で

何人もの人間国宝の人達にインタビューしたことがあるという人が話していたことで、すごく印象に残る話がありました

インタビューした人間国宝の人達全てに共通していたことが、二つだけあったということです

一つ目は「全員、謙虚だった」ということです

二つ目は「全員、絶え間ない向上心がある」ということでした

人間国宝になるような素晴らしい人達が、全て謙虚な人達だったというのは

すごく大切なことを教えてくれている気がしました

 

 

それと関係はありませんが、先日「リメンバーミー」を見に行きました

メキシコにも、日本のお盆みたいな日があるんだなと思い

身近に感じることができて、先祖を大切にしようと思えた、いい映画でした

 

 

 

2018年04月01日
オリンピック盛り上がってますね

冬季オリンピックが始まり、いろいろと楽しみに競技を見ています

金メダルが取れずに、銀メダルで惜しかったと言う人もいますが

オリンピックに出場できるだけで、その人は素晴らしい才能を持って、すごく努力した人なんだと思います

「何十万人に一人」と言われるほどの才能を持った人が、とても一般の人が真似できないような凄い努力をして

それでも世界一になることは難しい、そんな世界なのかなと勝手に思ったりしてました

 

まだまだオリンピックは様々なドラマを見せてくれるんじゃないかと期待してます

 

 

話は、少しだけそれますが

オリンピック選手の苦労した話でも、成功した話でも

話を聞く方の人によって、受け取り方は違うんだなと思うこともあります

ある選手のインタビューを聞いても

感動を受けるポイントは、聞く人によって違うし

ある人はすごく勇気をもらったと感じても、全く記憶にも残らないで聞き流す人もいる

同じ話を聞いても、全ての人が同じようには聞いてないということなんだと思います

 

人は「自分のこだわってる部分」で、他の人のことを測ってしまうものです

だから全く同じ話を聞いても、「こだわっている部分」が違うと

話の中で印象に残る部分も違ってくるのです

 

極端な例かもしれませんが

誰かが素晴らしい話をしていたとしても、話している態度が偉そうだったとすると

人と話す時には優しい感じで話すということにこだわっている人から見れば

あんな態度で話をする人は嫌だと思って、素晴らしい話はもう全く耳に入らなくなるかもしれません

 

人を見ているつもりで、自分を見ているのかもしれません

 

2018年02月15日
オリンピックが近いですね

大変おそくなりましたが、明けましておめでとうございます

今年もどうかよろしくお願い致します

 

年が明けたと思っていたら、バタバタしているうちに

気付いたら1月も下旬になっていました

すごく寒い日が続いていますが、2月になれば冬季オリンピックも始まるので

オリンピック観戦で興奮して熱くなれればいいなと期待しています

 

先日のニュースで、アメリカの競泳選手で、オリンピックで4連覇もしたマイケル・フェルプス選手が

「うつ病」だったことを話し、死にたい気持ちも強かったことを語ったという内容を知りました

オリンピックで4連覇して、世界中に名前を知られた英雄であっても

心を病んでしまうと、死にたい気持ちが強くなってしまうこともあるのです

私の予想ではありますが、フェルプス選手は頑張れる気持ちの力は、ものすごく強いんだと思います

頑張る力が強過ぎて、もっと早く手を抜くことができれば「うつ」にならなかったのにという患者さんが

当院にも何人もいらっしゃいます

頑張って頑張って、もう一歩も進めないというぐらい疲れているのに

まだもう少し頑張れると思って頑張ってしまうので、「うつ」になってしまう

そういう人を、いっぱい診てきたので、フェルプス選手が少し重なって思えてしまいました

 

自分に優しくするのって難しいものです

オリンピック選手が自分に優しくしていたら、金メダルは取れないかもしれませんが

一般人は、世界一を目指さなくていいので、自分に優しくできたらいいなと思います

 

 

 

話は変わりますが、先日は佐賀市に用事があって行って来たので

ついでに蕎麦を食べてきました

「なか原」という嘉瀬川の近くにある蕎麦屋さんです

もう何回行ったか覚えてないぐらい、何度も行ったことのあるお店です

安定の美味しさです

 

2018年01月25日
待合室にて

患者さんから時々言われることで

当院の待合室で待っている時に感じるらしいのですが

「他の患者さん達は具合悪いんですか?どうもないように見えますね」

と尋ねてくる人もいます

 

そういう感想を持つ方は少なくないようです

確かに、メンタルクリニックに来たことがない人は

待合室にどんな人達が待っているのか想像できないだろうし

来てみると、普通に元気そうにしている人達が待っているので

不思議に思われるんだと思います

 

そういう時は、「みなさん大変なんですよ」としか答えられませんが

その不思議な感覚が、メンタルクリニックを受診することは、そんなに特別なことではない

という理解に繋がっていけばいいなあと思います

 

今年の診療は、明日まででになりました

今年も様々な方々に大変お世話になりました

どうか来年もよろしくお願い致します

2017年12月27日
いつもと違うことも必要

先週末は、旧友達に会うために東京に行って来ました

懐かしい友人達と、いろんな話をしましたが

全く別の業種の仕事をしていて、全く違う価値観の世界で過ごしている人達と話すことは

自分が自分の世界だけに没入していて、視野が狭くなっていることに気付かないでいるということを教えてくれました

目の前にあることだけに集中してしまい、その他にも様々な世界や価値観があることを知ってはいるけど

意識することを忘れてしまっている、そんな現実を送っているんだなと思いました

少し心の余裕が回復したような週末でした

 

 

東京に行ったので、初めてスカイツリーに行ってみました

展望台は素晴らしい眺めで、天気もよかったので、富士山がはっきり見えました

東京の中心から、あんなに富士山がきれいに見えるということが驚きでした

 

 

その後は、スカイツリーの下にある、「ソラマチ」という所に

つけ麺の「六厘舎」がありました

六厘舎のつけ麺は大好きなのですが、通販で送ってもらったものしか食べたことがありませんでした

直接店舗に行って食べられて、やはり美味しくて、こちらも大満足でした

2017年11月23日
親も人間だから

様々な問題を抱えた子供達の相談もありますが

そんな時に、子供の問題だけではなく、家庭内の問題、親の問題という場合もあります

親に問題があるのであれば、「親なんだから、もう少しこうしてあげて欲しい」と言うのは簡単です

でも、親には親の事情もあり、どうしたらいいか難しい場合も少なくありません

 

親に改善を要求して、なんとかできることならばいいのですが

そうではない時は、子供に対して、よく頑張ってきたことを認めて

今後どうしたらいいか一緒に考えていくしかありません

 

親は自分を犠牲にしてでも子供を守るべきという考えもありますが

親も人間であり、弱さも持っています

子供に対して申し訳ないと思っていても、どうしようない場合もあります

本当に難しい問題です

2017年11月16日
ゴジラ

今日は、佐賀県立美術館に「特撮のDNA展」を見に行ってきました

この特別展示は、「ゴジラ」の映画で実際に使われていた様々な特撮の道具等を展示してあるものでした

幼い頃に見ていた「ゴジラ」の映画で、本当にこれが使われていたのかと思うと

すごく懐かしい気持ちにもなりますが、あの頃はコンピューターグラフィックス(CG)はなくて

本当に人が入って動かしていたんだなと、当時の特撮の苦労も学ぶことができました

 

 

メカゴジラです

「ゴジラ対メカゴジラ」の映画を幼い頃に見た記憶があります

すごく懐かしいし、メカゴジラが目の前にいて感動しました

 

 

 

ミニラです

これも、すごく懐かしい

ゴジラの息子という設定だったと思います

 

 

 

ゴジラ対モスラ

モスラもすごく印象深い怪獣でした

ザ・ピーナッツの「モスラーやモスラー」という歌を

まだしっかり覚えています

 

 

 

 

食事は、「二八そば」のざる蕎麦です

この店は雰囲気もいいし

蕎麦も美味しいし

野沢菜が入った「おやき」も、毎回注文してしまうんです

 

 

 

2017年10月15日